「キモノを着たい」と思ったら

たんすの中に腰紐がいっぱい! どれを使えばいい? 腰ひもの種類と特徴を知っていると悩まない♪

2019/05/21
 

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名古屋の不器用さん向け着付け教室【ふぇりちた】主催。らくちんなのにキレイ!ならくキレ着付けを不器用さん向けメソッドのレッスンでお伝えしています。

こんにちは。

着付け&キモノナビゲーターのかほです。

はじめてさん&初心者さんがよりキモノを楽しむお手伝いをいたします。

 

着物を着るのに欠かせない小物が「腰紐」です。

着物は持っていなくても、家の箪笥の中に着付け道具だけはいっぱいある!なんてこともあります(笑

お手頃に着物を始めたい方は、まずはたんすの中に着付け小物がないかどうか、探してみてくださいね。

 

探してみたら、いっぱい出てきた!!なんてことが多いのも着付け小物です。

特に腰紐はいろんな種類のものはいっぱい出てきて、どれを使えばいいの??と初心者さんは悩んでしまいます。

「箪笥の中になかったら、買わなくちゃ」な場合でも、お店に行くといろんな種類が売っていて、どれを選べばいいかのか迷ってしまうと思います。

 

腰紐にも種類があって、それぞれ特徴があるんですよ。

最後は好みで使ってもらえればいいのですが、「好みなんてまだわからない!」初心者さんのために、腰ひもの種類をご紹介しますね。

 

紐の種類はおおまかに素材で分かれます

腰紐にはいくつも種類があるのですが、大きな違いは「素材」です。

大きく分けて、3種類があります。

1.絹

2.モス(毛)

3.ポリエステル

中には毛とポリエステルの混合というものありますが、混合率の多いものに準していると考えていただければよいと思います。

番外編として、綿や麻の腰ひももあります。

 

1.絹

きちんと締まって着物の傷めない腰紐です。ボリュームも少ないので、腰回りがもこもこしにくいのも特徴です(太さによる)

ほかの素材に比べてお値段が高いのが玉に瑕。

もしも家の箪笥の中にあれば、「ラッキー」と使わせてもらいましょう。

絹の紐にもいくつか種類があります。

 

巾のある平紐タイプ。食い込みが少なく、身体に優しい感じがします。

 

 

きんち。きゅっと締まって緩みにくいのが特徴です。

 

 

モス(毛)・綿

一般的に一番多く使われているのが、モス(モスリン)と言われる毛の腰ひもです。

平紐で、しっかりと締まって緩みにくい。お値段もお手頃です。

絹に比べてボリュームがあるので、腰回りがもたつくことがあります。

 

一般的なモスの腰ひもは二色展開が多いですね。

 

 

腰紐も購入に迷ったら、まずはこのモスの紐からスタートすることをおすすめします。

 

ポリエステル

一番安価で、ワゴンセールをされていることも多い腰紐です。

浴衣のセットなどについていることも多いでしょうか。

が、こちらが着付けに使うのはおすすめしません。

しっかりと締まらないうえに、滑るし、緩みます。

使えて、せいぜい「仮紐」(帯を結ぶときに仮止めとして使う紐)ぐらいでしょうか。

 

ポリエステルの腰ひもはかわいい柄も多いので、仮紐やたすきがけなどに使うと気分が上がるかもしれませんね。

 

 

番外編:綿や麻

あまり一般的ではありませんが、綿や麻の腰ひももあります。

使い心地はモス(毛)と同じですが、夏にはモスよりも若干涼しいかなという気がしないでもない(笑

綿も麻もしわになりやすいのがデメリット。

 

綿の腰ひもはカラフルでかわいいものも多い! 小物からテンションを上げていきたい方におすすめです。

 

 

対して、麻は透けやすい夏着物に使うことも多いので、色は薄いものが中心です。お値段も高め。

 

 

着付け講師の腰ひもセレクト

ちなみに、わたしはどんな腰ひもを使っているか?といえば。

基本は「絹のきんち」。

紬や木綿、ウールで固い素材のときにはモスを使うこともあります。

また、補正を付けるときには「かわいい木綿紐」、帯を結ぶときの仮紐には「かわいいポリエステル紐」を使うことも。

愛用の綿の腰ひも

モスや綿は汗になったりしわになった時には洗いますので、洗濯中にはほかの腰ひもを使ったりもします。

 

腰紐のセレクトは「絶対これでなくてはいけない」というものはありません。締め心地の好き嫌いやもたつき具合から選べるようになると上級者さんです。

 

着付け教室【ふぇりちた】では「らくちん、でも、キレイ」ならくキレ着付けをレッスンするだけでなく、持ちの着付け小物の使い分けなどのアドヴァイスもしています。

着付け教室【ふぇりちた】

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