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足袋もいろいろ! どんな足袋を選べばいい? 初心者さんのための足袋のお話 - 初心者さんのための着物と着付けの話

「キモノを着たい」と思ったら

足袋もいろいろ! どんな足袋を選べばいい? 初心者さんのための足袋のお話

 

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名古屋の不器用さん向け着付け教室【ふぇりちた】主催。らくちんなのにキレイ!ならくキレ着付けを不器用さん向けメソッドのレッスンでお伝えしています。

 

こんにちは。
着付け&キモノナビゲーターのかほです。
はじめてさん&初心者さんがキモノを
楽しむお手伝いをしています。

「着物を始めたい!」と思った時、まずは揃えなくてはいけないものが足袋と肌着です。

「最初は着付け教室のレンタルきもので」「お友達が貸してくれる」というときでも、直接肌に身に着けるものですからこれだけは用意してくださいねと言われることが多いものです。

タンスの中に一式そろっているときでも、足袋だけはサイズが合わなかったし、古くなって黄ばんでしまったりしていて、新しく買いました!という方も多いですね。

着付けを習う時にも、初回には持って来てくださいと言われることが多い足袋。では、どのようなものを用意すればいいでしょうか。お店で迷ってしまわないように詳しくご説明しますね。

なお、サイズは靴よりも1サイズ下と言われますが、メーカーや足の形のよっても変わります。

 

基本は白足袋

 

足袋の基本は「白足袋」です。そう、足袋と聞いて思い浮かべるであろう白いものです。

特に、結婚式や入学式卒業式といったフォーマルの席やお茶会などでは白が決まりです。「これからどんな着物を着るもよくわからない」、そんなはじめてさんは一枚用意しておくとどんなシーンでも履くことができて便利ですよ。

この白足袋にもいくつか種類があります。

こはぜと呼ばれる履き口を止める金具が4つものと5つもの。そして、ストレッチ素材とそうではないもの。

着物を着るシーンや好み、足の形に合わせて選びましょう。

 

足袋の足首部分の高さはこはぜの数で決まり、短くなれば、歩いたときや座った時に肌が見えやすくなります。

フォーマルの席では肌は露出しない方がいいとされますので、一般的には礼装には5枚こはぜを使用されることが多いです。対して、4枚こはぜは高さがないことことから動きやすいため、普段着用に使われます。

とはいえ、絶対的なルールではありませんので、普段用でも5枚こはぜを愛用されたり、フォーマルでの席でも4枚こはぜを履かれる方もいらっしゃいます。

 

普段着用に使われることが多い4枚こはぜ。綿100%やポリエステルが混じったものなど、素材はお好みでお選びくださいね。

 

普段着用に利用されることが多い4枚こはぜ。

 

礼装用に履かれることが多い5枚こはぜ。

 

ぱっとみでは違うがわかりませんが、実際に履いていると足首を覆う高さが違うのがわかります。普段着用の場合には、履き比べてみて、お好きな方を選ばれればいいかなと思います。

足袋は足にぴったりのサイズがキレイと言われています。が、慣れていない方にはちょっと窮屈に感じることがあるかもしれません。そんなときにはストレッチの利いた足袋がらくちんです。

親指よりもほかの指が長い方はふつうの足袋だと足が痛くなってしまうこともありますが、そんなときにも伸びる足袋は優しいですよ。

 

普段使いには色物や柄物も

 

「基本は白」ではあるのですが、汚れやすく、またそれが目立ちやすいのが玉にキズ。

気軽に楽しみたい本当の普段着には柄足袋もおすすめです。汚れが目立ちにくく、かつ、とてもかわいいですよ。おしゃれな柄もたくさん出ています。お好みの足袋で足元を飾ってみてもいいですね。

かわいい柄がいっぱいで、どれがいいか迷ってしまいます。

 

 

 

好きな布で足袋を作ることもできるんですよ。世界で一つだけのオリジナルの足袋なんておしゃれですよね。お手持ちの着物や帯に合わせてユニークな柄旅を楽しんでみましょう。

 

普段着用にはもっと手軽に履けるタイプもあり

 

履き口がゴムになっている靴下タイプの足袋も手軽で、気軽に履きたい普段着用に愛用されている方も多いですよ。こはぜがないので、スポンと簡単にはけます。お値段もお手ごろなのもうれしいのです。

ただ、足首部分がこはぜタイプよりも短くて肌も、袋部分も足の形が出やすくなっています。本当の普段着用だと思ってくださいね。

 

 

 

普段着用であれば、「足袋」にこだわることもありません。とはいえ、靴下ではちょっとそこまで出たいときに草履が履けません。

そんなときにはたびっくすもいいですよ。これから、お洋服とも兼用できます。かわいい柄もたくさんありますから、気軽にあれこれ楽しむのもいいですね。

 

 

夏用・冬用の足袋があれば快適です

 

季節によって使い分けることもできます。

季節ごとにあった素材の足袋を選べば、暑い夏や寒い冬を快適に過ごすことができます。

 

【夏向け】

麻の足袋は一見普通の白足袋ですが、熱がこもらないので暑い時期でも気持ちよく過ごせます。

 

ひんやりとした触感の新素材の足袋です。UVカットなのもうれしいですね。

 

見た目も涼しげなのがレースの足袋です。足元が重たくならないので、浴衣と合わせるのもおしゃれですよ。下駄を脱いで家にあがるときにも、裸足ではちょっと抵抗があるなというときにもぴったりです。

 

【冬向け】

冬には着物は暖かいのですが、足元も暖かい足袋を履くと最強になります。しっかり厚地のものが冬の底冷えから足を守ってくれますよ。

 

わたしも愛用しているのがこちらの別珍の足袋です。とてもあたたかい上に、ほっこりカラーが見た目にも暖かです。着物に合わせて色を選んで足元からコーディネイトを楽しめます。

 

別珍よりも履き心地が柔らかいのがフリースです。ふんわりとした履き心地も気持ちいいですよ。

 

そうはいっても、寒くても白足袋!なシーンもありますよね。そんなときには、足袋の下に履くインターがおすすめです。薄くて表に響きませんが、しっかり暖かです。

真冬に長時間外にいなくてはいけないようなときにも強い味方です。

 

おしゃれは足元から。

快適でおしゃれな足袋で、キモノライフも楽しんでくださいね。

 

 

着付け教室【ふぇりちた】では「実践的な着物のお話」もレッスンでしています。

着付け教室【ふぇりちた】

 

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