The post 着付けを習い始めるのはいつがいい? first appeared on 初心者さんのための着物と着付けの話.
]]>こんにちは。
着付け&キモノナビゲーターのかほです。
はじめてさん&初心者さんがキモノを
楽しむお手伝いをしています。
「前からずっときものを着たいと思っていたけれど・・・・・・いつ、始めたらいい?」
なんとなく、習うきっかけがないままに、「着たい着たい」と思っている人も多いかもしれませんね。
春夏秋冬と四季のある日本。はたして、いつ習い始めるのがいいのでしょうか?
答えは・・・・・・いつ習っても、それなりのメリットがある!です(笑
とはいえ、個人的におすすめなのは、じつは「夏」。
なぜなのか?
ご説明いたしましょう。
えっー、暑いのに? どうして???
と思われた方もいるかもしれませんね(笑)。そして、習い事といえば、春や秋から始める方も多いのではないでしょうか。
が、わたしが個人的におすすめするのは夏。
なぜなら。
一人で着られるようになるには時間がかかるから。
気持ちのいい季節から始めると、着られるようになるころには気持ちのいい季節は終わってしまっています(笑 せっかくのベストシーズンを逃してしまう!!
きものが気持ちいいのはダントツに秋! お茶会や和装でのおでかけイベントが多発するのもこの時期です。
そう、その時期にさくさくと着られるようになっているためにも、着付けの習い始めは夏がベストなのです。
そして、もう一つ。浴衣の存在があります。
浴衣は着方のシンプルで、家で洗えるので手軽に着られます。「ちょっと着てみようかな」という気分的なハードルも低いのです。夏ならば、習い始めの時期のおでかけはそんな浴衣を使うことができます。これはおすすめ!
きものはじめてさんにとって、「わたし一人だけ和装?」というシーンはそれだけでハードルが高いですよね(笑 電車の中での人の視線も気になったりして(笑
でも、夏なら、お祭りや花火とみんなが浴衣を着るイベントが目白押しです。たくさんの浴衣の人に紛れるので、人からじろじろ見られることもありません。
お手頃な価格で手に入るのも浴衣のうれしいところ。
これから一式すべてをそろえなくちゃという方でも、まずは低価格からスタートすることができます。
いいことづくし!
そうして、浴衣でおでかけの練習をしつつ、きものは涼し~い冷房室で練習をして秋に備える♪
とても理想的な流れだと思います。
個人的なおすすめは夏ですが、じゃあ、ほかの季節は習い始めに向かないのか?といえば、そうでもありません(笑
春や秋は練習そのものがしやすい時期ですし、習った着付けですぐに着ておでかけすることもできます。
冬は寒い時期ではありますが、コートや羽織を羽織れるので、ちょっとぐらい帯結びに失敗しても、自信を持っておでかけすることができます。
【ふぇりちた】のレッスンでは、3回目が終わればもう外に出られるスタイルになることができます。浴衣よりはハードルが上がりますが、習ってすぐにおでかけができるのは、少しでも早く着物を楽しみたい方にはぴったりですよね。
「いつ習い始めても大丈夫!」ではあるのですが。
入学式や卒業式、七五三やおでかけイベントなど、着たい日にちが決まっている場合には、ちょとと事情が変わります。
すくなくとも、予定日の三か月前にはスタートさせてくださいね。
特に、お子さんの行事の場合、ご自宅にお子さんがいらっしゃることが前提です。お子さんがいらっしゃると・、熱を出されたり、園や学校の行事があったりと、レッスンをお休みせざる得ないことも多いもの。基本のレッスンは二カ月ですが、それ以上にかかってしまうことも想定されることをお勧めします。
また、行事できものを着られる場合、普段着よりも難易度があがるフォーマルを着られることでしょう。基本のレッスン二カ月は普段着を想定していますので、その期間でフォーマルを着ようと思うと、ちょっと頑張っていただかなくてはいけなくなってしまいます。
※通常の着付け教室では、初級コースのあとに、中級コースとしてフォーマルの着付けをレッスンされるところも多いです。普段着とフォーマルとでは、形は一緒でも難しさが違うと思ってくださいね。
【ふぇりちた】では、最短一か月で、まったくのはじめてさんから訪問着&袋帯まで着ていただくこともありますが、「ご自宅での練習をがんばってもらう」ことが前提となります。
和装したい日が決まっているときには、早め早めにスタートされることをお勧めします!
早く始めれば、それだけ練習もたくさんできます。
大切なイベントのときに、よりお上手な着付けでおでかけすることができますよ。
結論を言ってしまえば、着付けを習い始めるのにいい時期は「 思い立ったが吉日! 」です(笑
「習おうかな、どうしようかな」と悩んでいる間、きものを楽しむ時間がどんどん短くなってしまいます。悩むことより、楽しむことに時間を使う方が絶対に楽しい!
習い出してしまえば、あっというまです。
一歩踏み出せば、楽しいいきものの世界が広がっています。
「はじめてみたいんだけど」と少しでも思われたなら、すぐに始めてみてくださいね。楽しい時間が増えますよ。
着付け教室【ふぇりちた】では「実践的な着物のお話」もレッスンでしています。
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]]>The post ワンランク上の浴衣を目指す♪ 浴衣に合わせる帯はどれがいい? first appeared on 初心者さんのための着物と着付けの話.
]]>着付け&キモノナビゲーターのかほです。
はじめてさん&初心者さんがよりキモノを楽しむお手伝いをいたします。
浴衣を楽しみたい♪
売り場には色とりどりの浴衣があって、選んでいるだけで楽しくなりますよね。
お気に入りの浴衣が見つかったら、浴衣に合わせて帯にもこだわりたいもの。
「着物一枚、帯三本」と言われます。
これは、着物が一枚でも、帯を変えることで印象を変えるを変えて楽しめるってこと。これは浴衣でも同じなんですよ。一枚の浴衣を帯を変えて楽しんでしまいましょう?
浴衣にはどんな帯を合わせるといい?
どんな感じになるの?
詳しく、ご紹介しますね。
浴衣とセットになっていることも多い作り帯。
結ぶ必要がなく、まったくのはじめてさんでも簡単に浴衣姿になることができます。
形もキレイに作られているので、「どんな形にすればいい?」と迷ってしまう初心者さんの強い味方です。
でも、手軽な反面、いかにも!って感じなのは否めません。見るからに固そうで、作り帯って一目でばれてしまいます。
形も決まっていてアレンジもできませんのもあれこれおしゃれに着こなしたい人には物足りないかもしれません。
浴衣を着こなすためには早めに卒業できるといいかも?
自分で結ぶ浴衣の帯として一番多いのはこれ。
半幅帯です。
シックなものからかわいいものまで種類も豊富。価格もお手頃なものが多いですね。リバーシブルのものを選ぶと、1本で二種類の柄が楽しめて、とてもお得なんですよ。
結び方もたくさんあって、自由自在にアレンジをすることができます。人とは違う結び方を自分で考えることだってできちゃいます。
この帯は浴衣だけではなく、着物にも締めることができるんですよ。
でも、「ゆかた帯」と呼ばれる単衣の帯はちょっと薄め。
浴衣にはいいのですが、着物に合わせるのはちょっと役不足かもしれません。
半幅帯に飽きちゃった人にはおすすめなのがこちら。大人のための兵児帯です。
「兵児帯というと子どもの帯じゃない?」
と思われるかもしれませんが、今は大人のためのおしゃれな兵児帯もたくさんあります。
ボリュームも出るので、浴衣をかわいくおしゃれに着こなしたい方にはぴったりです。
柔らかいので、帯結びに慣れていない方にも結びやすいですよ。
結び方は半幅帯と一緒でも大丈夫!
でも、兵児帯ならではのボリュームを使った結び方をすると1ステップアップの着姿になれます。
【ふりふり結び】
【くしゅくしゅりぼん】
一味違った「大人っぽさ」を演出したいなら、名古屋帯もおすすめです。
え?名古屋帯って着物だけじゃないの?って思われるかもしれませんが、浴衣にも名古屋帯を合わせることができるんですよ。
リボン風の結び方が多い浴衣の中で、シンプルなお太鼓結びはシックでとても素敵ですよ。
お太鼓結びでもいいですが、よりおしゃれ感のある銀座結びでもいいですね。
銀座結びは帯枕を使わず、背中についている部分も少ないので、お太鼓結びよりも背中が涼しく感じられます。
また、お太鼓結びよりも緩くカジュアルなので、かっちりしすぎずに大人っぽくしたいときにもおすすめです。
浴衣に合わせるときには、軽やかに浴衣に合うような薄めの帯がおすすめです。浴衣の質感にあわて、帯も選んでみてくださいね。
着付け教室【ふぇりちた】では
通年浴衣レッスンを行っています。
「ふりふり結び」「くしゅくしゅりぼん」結びも
単発でご受講ただけます。
◇【浴衣】最新記事 ◇
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]]>The post 浴衣は家で洗える? どう洗う? first appeared on 初心者さんのための着物と着付けの話.
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着付け&キモノナビゲーターのかほです。
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楽しむお手伝いをしています。
夏にはぜひとも楽しみたい浴衣。花火にお祭りにと、活躍の場もいっぱい! いまはお手頃な浴衣もたくさんありますから、気軽にどんどん着たいですよね。
では、着たあとのお手入れはどうしたらいいでしょうか?
夏は汗もかくもの、一度来たら、さっぱりとさせたいですよね。とはいえ、よく着る方であれば、そのたびにクリーニングに出していたら大変です。
浴衣は家でも洗えます。わたしは横着ものなので、とにかく「簡単に気軽に!」をモットーにしています(笑)。浴衣もしかり。
そんなわたしのちょっと横着な浴衣のお手入れ法をお伝えいたします。
簡単に気軽に洗って、浴衣をたくさん楽しんでくださいね。
家で洗えれば、浴衣ももっと気軽に楽しめますよね。
でも、せっかくの浴衣を痛めてしまわないよう、種類によって洗い方を分けるのがおすすめですよ。
大きな分け方は仕立て方です。
1.ミシン仕立
2.手縫い仕立
詳しくはこちらもご覧くださいね。
お手軽価格に多いのがミシン仕立の浴衣です。
ミシンは縫い目がとても丈夫です。だから、洗濯機でがんがん洗っても大丈夫! 大丈夫でした(笑
浴衣はそのままではなく、キレイにたたんでネットに入れて洗いましょう。色落ちさえしなければ、普通の洗濯物と一緒に、普通の洗い方で大丈夫ですよ。
「それではちょっと心配」な方は、他の洗濯物とはわけてソフト洗いをしてくださいね。
柔らかくて着心地のいいのが手縫いの浴衣。
でも、ちょっとだけミシン縫いよりも縫い目が弱いのが玉にキズ。洗う時のもちょっとだけ気を付けてあげましょう。
ミシン縫いのものと同じく、ネットに入れて洗濯機でもまずは大丈夫ですが(大丈夫でした 笑)、少しだけ丁寧に「ソフト洗い」「ランジェリー洗い」をセレクトいたしましょう。
浴衣だけで洗ってあげるのがいいですよ。仕立に関わらず、色落ちしそうなものも個別に洗いましょう。
手軽に簡単に、がモットーであるのですが、ぜいたくを言えば手洗いが一番優しいのは確かです(笑
高級な素材のものは生地の痛みを少なくするためにも、たっぷりの水で優しく押し洗いをしてあげましょう。特に浴衣は伸びてしまいますから手洗いで洗ってくださいね。
普通の洗剤も大丈夫ですが、おしゃれ着洗い用のものを使ってあげるとより浴衣に優しいですよ。
洗濯機で洗う場合にも、脱水は少なめに。色があせないように、陰干ししてあげましょう。水がぼたぼたと滴るぐらいの状態だと、干している間に皺もとれます。
ハンガーは着物用のものを使いましょう。着物用のハンガーがない場合、竿に袖を通して干すといいですよ。
通常のハンガーを使用すると、肩の部分におかなしな跡がついてしまうので気を付けてくださいね。
干すときにできるだけ皺を伸ばます。
着付け教室【ふぇりちた】では「実践的な着物のお話」もレッスンでしています。
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]]>The post 2019年 格安浴衣セットがいっぱい! 1万円以下で浴衣を着よう first appeared on 初心者さんのための着物と着付けの話.
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着付け&キモノナビゲーターのかほです。
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着物といえばお高いイメージですが、浴衣はちょっとお手頃です。
それどころか、去年あたりから、浴衣のお安さにびっくりしています。学生さんのお小遣いでも十分に買えちゃうお値段です。お洋服を一枚浴衣にする感じで着られちゃいますね。
たくさんの方が着られるようになって、種類も豊富になってきたのもうれしいです(^^)
もちろん、いいものはいい(笑)。でも、お気軽にまずは試してみたい方には、お手頃価格の浴衣はぴったりです。
はじめて浴衣を着る方におすすめなのが、「浴衣+帯+下駄」の3点セット。以外に見落としがちなのが、下駄。下駄がないとお出かけできません。
「気に入ったものが2点セット、でも、下駄を持っていない~」という方は、サンダルで代用してしまうのもあり。
肌着は下着を透けさせないためにも必ず身に着けてほしいですが、お持ちでない方はキャミソールやペチコートでも代用可。
浴衣はもともと気軽に着るものです。合わせる小物も気軽にね。
「お安い浴衣ってどうなの?」という方はこちらもご覧くださいね。
浴衣・帯・下駄でこのお値段! びっくりしてしまいます。
この価格なら、「浴衣ってどんな感じ?」と試してみてもいいかなって思えますよね(^^)
本格季節前の今だから?のセール価格のものも多いよう。欲しい方はお急ぎくださいね。
この頃よく見かけるのが、セットで5000円以下ぐらいもの。
色柄もかわいいものが増えてきています。花火や夏祭りに着ていける浴衣をおお手頃な価格で欲しいな♪という方にはぴったりな価格帯ですよね。
POPなものから、大人びたものまで様々な浴衣ですが、この価格帯は若い人向けのかわいいものが多いよう。
大人びたデザインも増えてくるのがこの価格帯。それでも、1万円でおつりがくる!
十分にワンピース感覚で着ていただけるお値段ですよね。
お得なセットはMやLサイズが多いもの。
でも、浴衣はサイズが合っていないと着づらいので、なるべくご自身の体形にあった浴衣を選びたいものです。
背の高い方やふっくらさん、小柄さんにも嬉しいのが、ML以外のサイズのセット。それでも、1万円以下で3点セットです♪
色柄だけでなく、サイズまで気を配ると簡単にキレイに着られますよ。
敷居が高いと思われがちなキモノですが、浴衣なら気軽にチャレンジできます。
花火やお祭り、ビアガーデン。夏は浴衣だと楽しんシーンもいっぱいです。
まずはお気軽にはじめてみられてはいかがでしょうか?
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]]>The post 足袋もいろいろ! どんな足袋を選べばいい? 初心者さんのための足袋のお話 first appeared on 初心者さんのための着物と着付けの話.
]]>こんにちは。
着付け&キモノナビゲーターのかほです。
はじめてさん&初心者さんがキモノを
楽しむお手伝いをしています。
「着物を始めたい!」と思った時、まずは揃えなくてはいけないものが足袋と肌着です。
「最初は着付け教室のレンタルきもので」「お友達が貸してくれる」というときでも、直接肌に身に着けるものですからこれだけは用意してくださいねと言われることが多いものです。
タンスの中に一式そろっているときでも、足袋だけはサイズが合わなかったし、古くなって黄ばんでしまったりしていて、新しく買いました!という方も多いですね。
着付けを習う時にも、初回には持って来てくださいと言われることが多い足袋。では、どのようなものを用意すればいいでしょうか。お店で迷ってしまわないように詳しくご説明しますね。
なお、サイズは靴よりも1サイズ下と言われますが、メーカーや足の形のよっても変わります。
足袋の基本は「白足袋」です。そう、足袋と聞いて思い浮かべるであろう白いものです。
特に、結婚式や入学式卒業式といったフォーマルの席やお茶会などでは白が決まりです。「これからどんな着物を着るもよくわからない」、そんなはじめてさんは一枚用意しておくとどんなシーンでも履くことができて便利ですよ。
この白足袋にもいくつか種類があります。
こはぜと呼ばれる履き口を止める金具が4つものと5つもの。そして、ストレッチ素材とそうではないもの。
着物を着るシーンや好み、足の形に合わせて選びましょう。
足袋の足首部分の高さはこはぜの数で決まり、短くなれば、歩いたときや座った時に肌が見えやすくなります。
フォーマルの席では肌は露出しない方がいいとされますので、一般的には礼装には5枚こはぜを使用されることが多いです。対して、4枚こはぜは高さがないことことから動きやすいため、普段着用に使われます。
とはいえ、絶対的なルールではありませんので、普段用でも5枚こはぜを愛用されたり、フォーマルでの席でも4枚こはぜを履かれる方もいらっしゃいます。
普段着用に使われることが多い4枚こはぜ。綿100%やポリエステルが混じったものなど、素材はお好みでお選びくださいね。
普段着用に利用されることが多い4枚こはぜ。
礼装用に履かれることが多い5枚こはぜ。
ぱっとみでは違うがわかりませんが、実際に履いていると足首を覆う高さが違うのがわかります。普段着用の場合には、履き比べてみて、お好きな方を選ばれればいいかなと思います。
足袋は足にぴったりのサイズがキレイと言われています。が、慣れていない方にはちょっと窮屈に感じることがあるかもしれません。そんなときにはストレッチの利いた足袋がらくちんです。
親指よりもほかの指が長い方はふつうの足袋だと足が痛くなってしまうこともありますが、そんなときにも伸びる足袋は優しいですよ。
「基本は白」ではあるのですが、汚れやすく、またそれが目立ちやすいのが玉にキズ。
気軽に楽しみたい本当の普段着には柄足袋もおすすめです。汚れが目立ちにくく、かつ、とてもかわいいですよ。おしゃれな柄もたくさん出ています。お好みの足袋で足元を飾ってみてもいいですね。
かわいい柄がいっぱいで、どれがいいか迷ってしまいます。
好きな布で足袋を作ることもできるんですよ。世界で一つだけのオリジナルの足袋なんておしゃれですよね。お手持ちの着物や帯に合わせてユニークな柄旅を楽しんでみましょう。
履き口がゴムになっている靴下タイプの足袋も手軽で、気軽に履きたい普段着用に愛用されている方も多いですよ。こはぜがないので、スポンと簡単にはけます。お値段もお手ごろなのもうれしいのです。
ただ、足首部分がこはぜタイプよりも短くて肌も、袋部分も足の形が出やすくなっています。本当の普段着用だと思ってくださいね。
普段着用であれば、「足袋」にこだわることもありません。とはいえ、靴下ではちょっとそこまで出たいときに草履が履けません。
そんなときにはたびっくすもいいですよ。これから、お洋服とも兼用できます。かわいい柄もたくさんありますから、気軽にあれこれ楽しむのもいいですね。
季節によって使い分けることもできます。
季節ごとにあった素材の足袋を選べば、暑い夏や寒い冬を快適に過ごすことができます。
【夏向け】
麻の足袋は一見普通の白足袋ですが、熱がこもらないので暑い時期でも気持ちよく過ごせます。
ひんやりとした触感の新素材の足袋です。UVカットなのもうれしいですね。
見た目も涼しげなのがレースの足袋です。足元が重たくならないので、浴衣と合わせるのもおしゃれですよ。下駄を脱いで家にあがるときにも、裸足ではちょっと抵抗があるなというときにもぴったりです。
【冬向け】
冬には着物は暖かいのですが、足元も暖かい足袋を履くと最強になります。しっかり厚地のものが冬の底冷えから足を守ってくれますよ。
わたしも愛用しているのがこちらの別珍の足袋です。とてもあたたかい上に、ほっこりカラーが見た目にも暖かです。着物に合わせて色を選んで足元からコーディネイトを楽しめます。
別珍よりも履き心地が柔らかいのがフリースです。ふんわりとした履き心地も気持ちいいですよ。
そうはいっても、寒くても白足袋!なシーンもありますよね。そんなときには、足袋の下に履くインターがおすすめです。薄くて表に響きませんが、しっかり暖かです。
真冬に長時間外にいなくてはいけないようなときにも強い味方です。
おしゃれは足元から。
快適でおしゃれな足袋で、キモノライフも楽しんでくださいね。
着付け教室【ふぇりちた】では「実践的な着物のお話」もレッスンでしています。
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]]>The post 帯枕の種類は形だけじゃない? 素材が違う帯枕、どう選ぶ? first appeared on 初心者さんのための着物と着付けの話.
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着物姿と聞いて、誰もが思い浮かべるお太鼓姿。
お太鼓は気軽な場にもあらたまった場にも締めていけるとても使い勝手のいい帯結びです。シンプルでエレガント、帯の柄も一番しっかりと見せてくれるとても優秀な結び方なのです。
そんなお太鼓姿にあこがれて、「着物を始めたい!」と思われる方も多いよう。すっきりきれいなお太鼓の後ろ姿はついつい見惚れちゃいますよね。
そんなお太鼓結びに必要な着付け小物が帯枕です。着物を着る方なら一つは用意しておきたいものですし、着物が自宅にある方なら、同じタンスに一つや二つ、入っていることも多いでしょう。
この帯枕、いくつも種類があります。
その種類については以前もご紹介をいたしました。
好みのお太鼓の形によって、枕を選んでくださいというお話でした。
が、帯枕の種類は形だけではありません。作られている素材がいくつかあって、それぞれのお好みで選んでいただけます。
今日は帯枕の素材についてご紹介しますね。
まずは一番オーソドックスなタイプ。着物屋さんで「ふつうの帯枕を見てください」といえば出してくれるものです。
枕の本体部分が「ウレタン」で台紙が付いたタイプです。しっかりとした固さがあって、帯と一緒に扱いやすいです。初心者さんには一番お太鼓の形を作りやすいのではないかと思います。
お値段の方も一番お手頃価格。初心者さんの「着付け小物セット」に含まれているのもこのタイプが多いようです。
どの帯枕がいいかよくわからない方はまずは一番基本のこのタイプがおすすめです。
オーソドックスなウレタンの帯枕はしっかりとしていてお太鼓が作りやすいのですが、身体に固さを感じてしまうかもしれません。その感触がお好きではない方は柔らないタイプの帯枕がおすすめです。
まずは「ポリウレタン」で台紙なしのタイプです。
背中の感触が優しいので、背中が凝りやすい方にもおすすめ。
柔らかい分、お太鼓の形をちょっと整えにくいのが難点ですが、それも慣れれば大丈夫ですよ。
そして「観劇枕」という名の通り、背もたれにもたれかかって柔らかいので痛くないのが「低反発」です。
こちらのなによりの特徴はもたれているときには「適度な厚みにつぶれてくれる」こと。だから、長時間座っていてもらくちんです。
そして、立ち上がれば元の高さにもどってくれるから形崩れの心配もないですね。
観劇や映画はもちろん、長時間車や電車に乗って移動するときにもいいですね。
夏や暑がりの方は少しでも涼しく着物を楽しみたいと思いますよね。
そんなときには、通気性の良い素材がおすすめです。
まずは通気性の良さでは定評のある「へちま」と「麻」
どちらも夏用の小物には定番の素材です。
今は冬でも暖房がしっかりと効いていることが多いので、夏用とはいっても冬に使用してもまったく問題はありません。
へちまは手作りをすることもできますが、適度な大きさとカーブを作るのがちょっと難しそうです。器用な方は挑戦されてみてもいいかも?
天然素材だけではなく、新素材の枕もあります。
それが「立体メッシュ」
へちまと麻は固めですが、こちらはやわらかめ。へにゃりと曲げることができるぐらいです。
通気性と好みの固さで素材をえらべるといいですね。
さて、ここまでは固さや通気性といった、いわば、機能性ごとに見てきました。機能は主に帯枕本体の素材によって変わってきます。
が、ここからは、本体を包む布にもちょっと注目してみましょう。
帯枕といえば、薄い帯揚げのときに透けてもいいように、薄い色のものが多いのですが、それではつまらないという方には柄物もあります。
柄ものでは可愛すぎるけれど、白やピンクでは味気ないという方はカラーバージョンはいかがでしょう?
正絹の縮緬なので、触った感触もちょっとハイグレード。本体も木毛なので、適度な固さが使いやすいのです。
シックさがお好きな方には黒もあります。
もともとは喪服用ですけれどね(笑
ちなみに、わたしはが普段愛用しているのは
本体木毛、台紙付き、ロングタイプ、高さはふつう、ガーゼでくるんだタイプ
です。
適度な固さでお太鼓が作りやすく、ロングタイプなので肩もらくちんです。
素材もいろいろあって、形もいろいろあって、初心者さんはどれがいいのか迷ってしまうかもしれません。
まずはタンスの中に帯枕があれば、それを使っていきましょう。使っているうちに、「ちょっと硬い感じがするな」「小さくて背中に乗せるときにしんどいな」「普段はふつうの固さが使いやすいけれど、車でおでかけのときにはもっと柔らかいのがいいな」なんて感じてくることがあれば、そのときに変えていけばいいのです。
着物をたくさん着るようになってきたら、その時作りたいイメージやお出かけ先によって、枕を変えていくなんて楽しみ方をしてもいいかもしれませんね。
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]]>The post 初夏の5月、着物はなにを着ればいい? first appeared on 初心者さんのための着物と着付けの話.
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GWもあけて、ずいぶんと初夏めいてまいりました。
気持ちのいい季節・・・・・・ではあるのですが、ずいぶんと気温が上がってしまう日もありますよね。お洋服であれば、半そでは当たり前でしょうか。ときにはノースリーブでさえいい日もありますね。
こんな季節、着物はなにを着ればいいでしょうか。
着物には「季節のルール」があります。でも、ルールが必要ではない場合は着ていて気持ちいいものを選びたいもの。
今日は「まだ本格的に夏ではないけれど、夏の気配も感じる」この季節、気持ちよく過ごすためのお話をいたしましょう。
着物には「季節のルール」があります。
10/1~5/30 ⇒ 冬物「袷」
6/1~6/30、9/1~9/30 ⇒ 春・秋物「単衣」
7/1~8/31 → 夏物「薄物」
このルールに従えば、今は冬物の着物、「袷」の季節です。
「え? 5月に冬物?」
そうなんです、冬物なんです。5月に12月と基本的には同じものを着るわけです・・・・・・暑いですよね(笑
今と昔とでは気温もまた違ってきています。
ルールはルールとしておいておいて、私的なカジュアルはもっと体感を大切にして、気持ちよくすごしていただきたいなぁと思います。
とても簡単なお話(笑
冬物の袷が暑ければ、春物の単衣を着てしまいましょう。
着ていただけるとわかりますが、裏地がないだけでずいぶんと軽やかで心地よく感じられますよ。初夏の陽気にはピッタリではないか?と個人的には思います。
また、自宅で洗えるのポリエステル。自宅で洗えるので便利ではあるのですが、一般的には絹よりも暑いと言われています。そんな中でも、夏向けの「吸汗速乾性」のものは夏向けの涼しいですよ。
正確に言えば、吸汗速乾性の着物は夏キモノのものは多いようです。単衣の着物のよりももう一つ先の季節のものになりますが、あまり透けないものであれば、「季節先取り」で大丈夫。
かく言うわたしも5月の暑い日には吸汗速乾性の着物を軽やかに着ています。
じつは、着物の「季節のルール」は絹の着物だけものです。絹以外の着物はルールに縛られません。つまり、いつなにを着てもいいのです。
着物は絹だけではありません。初夏には初夏に合う素材で気持ちよく過ごすのもいいですよ。
暑くなってきた季節に気持ちがいいのは、木綿や麻です。
少々汗ばむ季節ですから、自宅で洗うことができる木綿や麻は気軽に楽しむことができますよ。
麻と綿組み合わせて、5月から9月まで着られるように作られた59kimonoというものも出ています。初夏から秋まで、長く着られる着物で気持ちよく過ごせるのはいいですよね。
このとき、襦袢も夏物に変えてしまうのがおすすめですよ。
おでかけ先によっては袷でなくてはいけないこともあるかもしれません。そんなときでも、襦袢や肌着だけでも夏向けのものに変えると涼しくなりますよ。
⇒ 夏の着物の暑さ対策にはこれ! 涼しく過ごすためのおすすめグッズ
夏向けの襦袢にはいろいろありますが、やはり、天然素材のものが肌には気持ちがいいと思います。
汗ばむ季節、着物も柔軟に選んで快適に過ごしてくださいね。
【着物の「季節のルール」についての詳しい話はこちら】
⇒ 『着物の衣替え のルール』とは? それって守らなきゃだめ? 守らないなら、どう切り替える?
着付け教室【ふぇりちた】では「実践的な着物のお話」もレッスンでしています。
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]]>The post 夏の着物の暑さ対策にはこれ! 涼しく過ごすためのおすすめグッズ first appeared on 初心者さんのための着物と着付けの話.
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気がつけば、初夏。
日差しも強くなってきて、これから日を追うごとに気温もぐんぐんあげっていきそうですね。
「夏でも着物って着ていいの??
夏は浴衣だけじゃないの?」
とご質問をいただきます。
もちろん、着られます! 浴衣だけではありません。
夏には夏の着物があって、冬にはない日本ならではの風情があります。
着物は風を通します。ですから、洋服よりもときには涼しく感じられることもあるぐらいです。夏にもぜひとも夏ならではのキモノを楽しんでいただきたいなぁと思います。
とはいえ、まだ夏のにはちょっと早いので、夏のキモノについてはまた後日詳しくご説明しますね。
「着物の季節についてはこちら」
⇒ 『着物の衣替え のルール』とは? それって守らなきゃだめ? 守らないなら、どう切り替える?
まだ早いとはいえ、初夏ともなれば、暑い日も出てきます。そんなときには、暑い日でも少しでも涼しく過ごせるような小物を早めに揃えられるのがいいですよ。
今日はそんなおすすめの小物たちをご紹介いたします。
最初は下から攻めていきましょう。
肌着は直接肌に触れるところです。風を通し、汗をしっかり吸収して発散してくれる素材を選ぶととても快適になります。肌着を夏向けのものに変えだけで、夏がとても過ごしやすくなりますよ。もちろん、汗をたくさんかく時期ですから、洗えることはマストですね!
一番気持ちがいいのは天然素材です。
夏の天然素材と言って代表的なものは麻。さらりとした肌さわりで、風も通してくれますからかなり快適です。
ワンピースタイプであれば、着るのもらくちん。浴衣の下に着るのにもぴったりですよ。
「腿の間の汗が気持ち悪い!」
そんな方にはおすすめなのは、肌襦袢&ステテコです。足の汗も気持ちよく吸い取ってくれるので、裾さばきも軽やかになります。
本麻の楊柳を選べば、よりべとつかず、麻特融のしわになりやすさも気になりません。
また、もっと涼しく!!したい方には、肌着と襦袢が一緒になった半襦袢がおすすめです。これなら一肌着を一枚少なくすることができます。
単衣や夏物は透けますから、袖は筒袖はではないものがおすすめ。筒袖のものは変え袖をつけてあげてもいいですね。お好みの布で作ってもいいですし、それぞれの着物に合った変え袖を用意するのもおしゃれですよ。
ただ、麻は木綿や絹とは違って、ちょっと固めの肌さわりです。
「麻の肌さわりはちょっと苦手・・・・・・」という方は肌の弱い方の場合、綿の楊柳素材や吸湿速乾性の素材を選べば、さらりとして気持ちがいいですよ。
また、今は冬でも室内は暖房がしっかりと効いています。暑がりの方は冬でも夏向けの肌着でもいいぐらいですよ。
洋服であれば、「夏はサンドレスに裸足でサンダル」が定番な方も、着物であれば、足袋はどうしても履きたいところです。
そんな足袋も涼しい夏向けのものを選ぶとぐっと気持ちよくなります。
「足元も天然素材で」な方にはやはり、麻が涼しくておすすめです。
天然素材でだけではなく、今は冷感の足袋も出ています。
履いたときの感触がひやりとして冷たいだけではなく、UVカットもしてくれる優れもの。ストレッチ素材なので、足にも優しいのが嬉しい。
夏らしい涼しげな色なので、コーディネートもいろいろと楽しめそうですね。
見た目も涼しげなのがレース素材。
透けてタイプは見た目も履き心地も涼しくて夏にはぴったり。
上の二つはストレッチ素材の靴下タイプ。履くのが楽ちんで、価格もお手頃なので普段使いにお勧め。
でも、ちょっとあらたまったおでかけのときにはこはぜ付きのレースの足袋がぴったりです。
大人の夏着物姿にも似合います。
着物は着付け小物をいくつか使います。
その小物たちに熱がこもってしまうと必要以上に暑さを感じてしまいます。
直接肌に触れるものだけではなく、着付け小物も夏向けのものがあるんですよ。
夏向けのものはどれも通気性がよく、熱がこもらないようになっています。ほんのちょっとのことですが、快適性には格段の差が!
前にも出てきた麻のほか、通気性の良いへちまも夏にはぴったりです。
特にへちまはとってもおすすめ!
わたしは夏冬問わず、お手製のへちまの補整を使用していますが、熱がこもらないからとても快適です。
へちま補正の作り方もまた近いうちにご紹介しますね。
夏の着物に欠かせないもの。
それは扇子!
えー、扇子なんて古臭い??
扇子なんかで涼しくなるの??
と思ったあなた!
洋服のときと着物のときとでは、扇子の威力はまったく違います。
といいますのものね、着物は腋が開いています( 身八つ 口。男性はなし)。
首元を扇子であおげば、首筋から脇に風が抜けていきます。だから、上半身の熱はすぅっと引いていくのです。
涼しくなるために仰ぐためだけならば、扇子は100円ショップのもので十分です。
でも、夏のアクセントとしても使われる扇子ですから、お気に入りのものを一本見つけておくのもいいかもしれませんね。
【初夏には着物は何を着ましょうか?】
【夏の着物の記事をまとめて読むならこちら】
着付け教室【ふぇりちた】では「実践的な着物のお話」もレッスンでしています。
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]]>こんにちは。
着付け&キモノナビゲーターのかほです。
はじめてさん&初心者さんがキモノを
楽しむお手伝いをしています。
着物でお出かけ。
せっかくなら、写真映えするところがいいですよね。今回はそんな場所の一つ「なばなの里」のご紹介です。
「なばなの里」は長島リゾートの1つ。東海地区でも最大級いう花園は13000坪もあるんですって!
四季折々の花が楽しめるだけでなく、レストランや温泉もあって、一日ゆっくりすることも可能。
有名なのは冬のイルミネーション。花がない分、光のイリュージョンが楽しめます。
別途、入館料が必要ですが、とてもフォトジェニックなのは「ベゴニアガーデン」です。
写真スポットのきちんと用意されているので、是非とも素敵な一枚を!
温室なので、雨の日でも写真を撮影することができるのもいいですよ。
来場時期や時間によっては、「ベゴニアガーデン入館無料」の特典があるときもあるので、公式サイトをぜチェックしてからおでかけください。
園内は「花のテーマパーク」らしく、あちらこちらで花が咲いているほか、フラワーガーデンでは夏以外は一面のお花畑が楽しめます。
また、花の少ない冬は大人気のイルミネーションも。
園内すべてがフォトジェニックです。
「なばなの里」 ⇒ 公式サイト
三重県桑名市長島町駒江漆畑270 なばなの里
無料駐車場 3000台
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着付け&キモノナビゲーターのかほです。
はじめてさん&初心者さんがキモノを
楽しむお手伝いをしています。
着物を初めて、最初にちょっと驚く? こと。それが「着物の衣替え」。
洋服であれば、暑くなったら半そでを着て、涼しくなったら長袖を着ますよね。半袖を着るか、長袖を着るかは個人の自由です。
ところが!
着物には、「どんな着物をいつ着るか?」が決まっているのです。これを守らないと、「着物警察」に逮捕されて切符切られて罰金を取られてしまいます(^O^)←うそです。
結論から言っちゃいますと、「どんな着物をいつ着るか?」というルールがあることは確かです。ただし、守る守らないは自由です。あるいは、「守らなくてはいけない」ときがあるだけで、普段は洋服と同じく自由です。
今回はそんな「着物の季節」のお話です。
「知らなかった!」と「知ってるけれど、自由にさせてもらいました」とでは大きく変わる着物の世界。
まずは、知識としての「季節のルール」のご説明です。
着物には大きく季節ごとに3種類の着物があります。
1.袷(あわせ)
2.単衣(ひとえ)
3.薄物(うすもの)
それぞれをおおざっぱにご説明すると。
袷とは、裏地のついている着物のこと。冬物の着物です。
ちなみに、裾の方の裏地のことを「八卦」と呼びます。歩くとちらちら見えるので、「表の色と八掛の色の組み合わせ」を楽しむのも、袷の着物のだいご味です(^^
単衣とは裏地のついていない着物のことです。春秋ものの着物です。
表の生地は袷と同じものになります。
薄物は、単衣と同様、裏地のついていない着物ですが、単衣や袷とは違い、透け透けの薄い生地を使います。夏物の着物です。
それぞれをいつ着るか?と言いますと、基本的には
袷 10月1日~5月31日まで
単衣 6月1日~6月30日、9月1日~9月30日
薄物 7月1日~8月31日
となります。
よく本には、「袷は10月から5月まで」とありますが、これは「なんとなく10月ぐらいから5月ぐらいまで」ではなく! 「10月1日~5月31日」を意味します。
着物の季節のルールを守ったとしますと、例えば「5月いっぱいは袷@冬物の着物」ということになります。
でも、ちょっと待って。
5月といえばGW。このあたりって・・・・・・住まう地域にもよりますが、名古屋ではすでに30度超しの気温になることも多々あります。周りはみんな半そでです。
そんな中、冬物ですか?????
衣服の第一義は「外気から体を守り、快適に過ごすためのもの」です。なのに、30度で冬物?
そんな方には、「快適さ優先で着るものを選ぶ」ことをおすすめします。
最近の気候状況から考えると、とてもとてもおおざっぱな目安としては、
4月の暑い日、5月、6月・・・・・・単衣
6月の暑い日、7月、8月、9月頭の暑い日・・・・・・薄物
9月、10月・11月の暑い日・・・・・・単衣
ほかは袷
こんな感じかなぁと思われます。
個人差もありますが、わたしが目安にしているのは
最高気温20度前後・・・・・・袷 ⇔ 単衣 切り替え
最高気温25度(夏日)・・・・・・ 単衣 ⇔ 薄物 切り替え
が心地よいかなと感じられます。
寒がり、暑がり、それぞれによって「快適ポイント」が違います。ご自身の中での「快適ポイント」を知っておくと便利ですよ♡
着物着て過ごした時、「今日はちょっと暑かったな」「今日は快適だった!」「今日は寒かった!!!」と思った時の気温を調べてみてください。それが「あなただけの快適ポイント」です。本やネットに乗っている「他人の快適ポイント」なんて、あてになりませんよ~。
ちなみに、なぜ「最高気温」か?といいますとね、着物は洋服と違い、下に着たものを脱ぐのがとても大変です。「帯までは一日のうち一番暑い時間に合わせて着る」がセオリー。それで寒い時には上に羽織ることで調整してくださいね。
が。
人はパンのみにて生きるにしかず。
衣服の第一義は「快適に過ごすため」のものですが、「ご一緒するお相手に敬意をしめす」ものでもあります。ルールを守ることで敬意を示す必要があるときには、暑い寒いは一切無視し、きちんとルールを守られるのがよろしいかと存じます。
また、「おしゃれのため」に身にまとうものでもあります。
「季節先取りがおしゃれの基本」であることは、着物も洋服同様です。
「快適さを重要視」している方でも、後ろ倒しは少なめな方も多いですよ(わたしも同じく)。
そして、「ルールは破るためにある!」ばかりが正解とも限りません。
季節のルールをきちんと守ることで、「決められた枠の中でどうするかを考える」楽しみを感じている方もいらっしゃいます。なにがなんでも快適さ優先!する必要もありません(^^
あくまでも、一例として。
4月の暑い時期から、単衣を着ます。早い方なら4月から薄物(夏物)を着られますが、わたしは暑さ慣れするためにもちょっと我慢気味(笑
ちなみに、単衣と袷はぱっと見の違いが少ないので、単衣は案外重宝します。
5月になったら、単衣を本格解禁。
6月になったら、薄物も解禁、半ばぐらいからほとんど薄物を。それでも、うっすうすのものは7・8月にとっておきたいので(笑)、麻なども透け感の少ない夏物を多用します。
9月は夏物!と一目でわかるものは上旬(9/9の重陽の節句)まで。その後は透け感の少ない夏物や薄めの木綿着物などで。
一度単衣に切り変えましたら、あとは気温次第。前に書きましたように、単衣の生地は袷の表生地とほぼ一緒。ぱっと見の違いが分かりにくいので、袷への切り替えは心地よさ重視で。
初夏は早めに薄物にしても、秋はちょっと我慢して薄物は早々の終わり。
襦袢は4月から、遅ければ11月ぐらいまでは夏物の麻を使い、ここで体温調節をしています。
こんな感じでしょうか。
着付け教室【ふぇりちた】では「実践的な着物のお話」もレッスンでしています。
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