初夏の5月、着物はなにを着ればいい?
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こんにちは。
着付け&キモノナビゲーターのかほです。
はじめてさん&初心者さんがキモノを
楽しむお手伝いをしています。
GWもあけて、ずいぶんと初夏めいてまいりました。
気持ちのいい季節・・・・・・ではあるのですが、ずいぶんと気温が上がってしまう日もありますよね。お洋服であれば、半そでは当たり前でしょうか。ときにはノースリーブでさえいい日もありますね。
こんな季節、着物はなにを着ればいいでしょうか。
着物には「季節のルール」があります。でも、ルールが必要ではない場合は着ていて気持ちいいものを選びたいもの。
今日は「まだ本格的に夏ではないけれど、夏の気配も感じる」この季節、気持ちよく過ごすためのお話をいたしましょう。
基本の「季節のルール」は?
着物には「季節のルール」があります。
10/1~5/30 ⇒ 冬物「袷」
6/1~6/30、9/1~9/30 ⇒ 春・秋物「単衣」
7/1~8/31 → 夏物「薄物」
このルールに従えば、今は冬物の着物、「袷」の季節です。
「え? 5月に冬物?」
そうなんです、冬物なんです。5月に12月と基本的には同じものを着るわけです・・・・・・暑いですよね(笑
今と昔とでは気温もまた違ってきています。
ルールはルールとしておいておいて、私的なカジュアルはもっと体感を大切にして、気持ちよくすごしていただきたいなぁと思います。
暑いなら、ルールに縛られないで自由に着る!
とても簡単なお話(笑
冬物の袷が暑ければ、春物の単衣を着てしまいましょう。
着ていただけるとわかりますが、裏地がないだけでずいぶんと軽やかで心地よく感じられますよ。初夏の陽気にはピッタリではないか?と個人的には思います。
また、自宅で洗えるのポリエステル。自宅で洗えるので便利ではあるのですが、一般的には絹よりも暑いと言われています。そんな中でも、夏向けの「吸汗速乾性」のものは夏向けの涼しいですよ。
正確に言えば、吸汗速乾性の着物は夏キモノのものは多いようです。単衣の着物のよりももう一つ先の季節のものになりますが、あまり透けないものであれば、「季節先取り」で大丈夫。
かく言うわたしも5月の暑い日には吸汗速乾性の着物を軽やかに着ています。
やっぱり、絹じゃなくての天然素材は気持ちいい!
じつは、着物の「季節のルール」は絹の着物だけものです。絹以外の着物はルールに縛られません。つまり、いつなにを着てもいいのです。
着物は絹だけではありません。初夏には初夏に合う素材で気持ちよく過ごすのもいいですよ。
暑くなってきた季節に気持ちがいいのは、木綿や麻です。
少々汗ばむ季節ですから、自宅で洗うことができる木綿や麻は気軽に楽しむことができますよ。
麻と綿組み合わせて、5月から9月まで着られるように作られた59kimonoというものも出ています。初夏から秋まで、長く着られる着物で気持ちよく過ごせるのはいいですよね。
涼しく過ごすためには、襦袢や肌着も大切
このとき、襦袢も夏物に変えてしまうのがおすすめですよ。
おでかけ先によっては袷でなくてはいけないこともあるかもしれません。そんなときでも、襦袢や肌着だけでも夏向けのものに変えると涼しくなりますよ。
⇒ 夏の着物の暑さ対策にはこれ! 涼しく過ごすためのおすすめグッズ
夏向けの襦袢にはいろいろありますが、やはり、天然素材のものが肌には気持ちがいいと思います。
汗ばむ季節、着物も柔軟に選んで快適に過ごしてくださいね。
【着物の「季節のルール」についての詳しい話はこちら】
⇒ 『着物の衣替え のルール』とは? それって守らなきゃだめ? 守らないなら、どう切り替える?
着付け教室【ふぇりちた】では「実践的な着物のお話」もレッスンでしています。