「キモノを着たい」と思ったら

浴衣はいつから着てもいい?

2018/06/30
 

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名古屋の不器用さん向け着付け教室【ふぇりちた】主催。らくちんなのにキレイ!ならくキレ着付けを不器用さん向けメソッドのレッスンでお伝えしています。

着付け&キモノナビゲーターのかほです。

「これから着物を着たい!」

「着物をはじめたばかりです!」

そんな方のために、着物の世界への第一歩をお手伝いいたします。

 

いよいよ浴衣の季節です。

「今年こそは浴衣を始めたい♪」

そんな方からよくいただくご質問にお答えします。

 

「浴衣はいつから?」まずは結論から。

 

じつは、浴衣にはいつからいつまで着るという

ルールは存在しません。

 

が、

絶対確実に誰にも何も言われたくない!なら

盛夏の7月になってから

大きく外したくないけど早めがいい!なら

6月から

そんなところでしょうか(^ν^)

 

着物の季節のルールと浴衣のルール

 

着物の世界には季節のルールがあります。

 

袷(冬物):10月~5月

単衣(春秋物):6月9月

薄物(夏物):7月8月

 

ただし、これは「絹の着物」の場合。

そして、今は律儀に守っている方も少ないかな?

 

明治の文献にも

 

『今年は暑いので、5月には単衣の人ばかり』

なんて記事もあります。

昔から普段着はみんな自由に着てたのよ。

 

でもまあ、ここはルールを守る前提として(笑

 

では、浴衣は?といいますと、

先にも書きましたように、

ルールはない(^ν^)

 

そもそも、着物のルールのルーツは宮中行事です。

平安時代には一種の宗教行事として、

衣替えの行事がありました。

「古い衣を脱ぎ、新しい衣をまとう」

擬似的生まれ変わりですね。

庶民には関係ありませぬ。

そもそも、平安時代の庶民は

夏も冬も麻の衣服をまとっていたとか(^ν^)

木綿が日本に入ってきたのはもっとずっとあと。

ちょっと脱線、木綿の着物について

 

今はみんな木綿って馬鹿にしてます。

「絹じゃないと着物じゃない」

なんてことまで言う人も。

でもね、かのマリーアントワネットだって

木綿の心地よさに夢中になったんですってよ。

当時のフランス宮廷では、木綿が一大ブームだったのです。

 

「木綿のインド更紗をどれだけ持っているか?」

で財産を測った時期だってあるんですよ。

 

木綿、万歳♪

 

そうはいっても、夏の風物詩なので

 

ルールはない。

そうはいっても、浴衣はやはり夏の風物詩。

 

今日から夏!

そんな気分のとき着たいですよね。

 

地域によっては「この日から浴衣♪」という解禁日があるところも。

 

〇〇祭りの日から。

田植えが終わったら

 

などなど。

ないルールに縛られる必要もありませんが

自分の中のマイルールがあると夏も格段に楽しめますね。

 

ちなみに、わたしは名古屋市の出身なので

「有松絞祭りの日から!」

 

同じく名古屋の人で

「熱田祭りの日から!」

なんて人もいますよ。

 

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