《ブログ》きれいに着る? 心地よく着る? いいえ、不器用さんでも両方で着物は着られます。
こんにちは。名古屋の着付け教室【ふぇりちた】のかほ、こと、河西美穂です。
【ふぇりちた】は不器用さんのための着付け教室です。不器用さんが気持ちよく楽しく着付けをならっていただくためのお教室です。
でも、
不器用さんのための着付けだから、着崩れても仕方ない?
不器用さんのための着付けだから、心地よく着られない?
と思われますか?
これは大きな勘違い!
不器用さんでも、いえ、不器用さんだからこそ、「着崩れなく、心地よく」が大切なのよ。
「着崩れない」着付けは不器用さん向けの着付けです
「着崩れしない着付けは難しそう!」、そう思われますでしょうか? でも、ちょっと待ってくださいね。じつはそれは大きな勘違いなのです。
不器用さんは器用さんと違って、難しいことができません。ですよね?(笑 だって、だから、不器用さんなんですものね? だから、着付けもできるだけ簡単に、そして、難しいことをしないですむように着ていただくのが一番です。
では、質問です。
「着崩れする着付けで、着崩れないように頑張って着る」
「最初から着崩れない着付けをする」
どちらが簡単でしょうか?
言い換えると
「崩れそうになる布を支える」
「安定した布を支える」
どちらが簡単そうでしょうか?
安定した布を支えながら着れば、安定した=着崩れない着付けになります。
ね?
着崩れなく着るのが、じつは一番シンプルで一番簡単なのです。
「着崩れない」と「心地いい」は連動します
ここでまた一つの疑問がでてくるでしょうか?
「着崩れしない着付けは苦しいんじゃないの?」
着崩れなく着るためには
「紐で身体をかんじがらめにしなくてはいけない!」
なんて、思われているかもしれませんね? でも、それも違うんです。
前に書いたように、
「着崩れなく着るためには、布(着物)を安定した形にする」必要があります。
着物の形が安定していれば、それを抑える紐も最小限の本数・力で済むのです。だから、紐でがんじがらめにする必要がまったくありません。
そして。
最低限の紐ですむぐらい、安定した形の布は身体にしっくり沿ってくれています。
身体に合った位置でしめる紐は身体をしっかり支えてくれます。
だからこそ、心地よく、着崩れなく着ることができます。
心地よく着ることは、着崩れなく着ること。
着崩れなく着ることは、心地よく着ること。
この二つは連動しているのです。
難しいことをしない不器用さん向けの着付けこそが「着崩れなく、心地いい」着付けです
「着崩れなく着れば心地よくなり、心地よく着れば着崩れなくなるから」。そう、「着崩れない」と「心地いい」は連動するのです。
そして、この二つ連動させる着付けが一番シンプルで簡単です。。
不器用さんが難しいことをしないで着物を着ようと思ったら、「着崩れなく心地いい着付け」をしていただくのが一番なのよ。
【ふぇりちた】の不器用さん向けの着付けは難しいことはしないで、ナチュラルに着る着付けです。だから、着崩れもなく、着心地も心地いいのです。
そんな身体にそった着付けは見た目もナチュラルで、その人だけのきれいさに仕上がります。
無理をしない。
らくちんできれいな着付け。
それが「着崩れなく、心地いい」着付けなのです。